今回お伺いする「焼鳥かさ原」の場所は、神戸三ノ宮駅から徒歩約10分、ミシュラン星を獲得した飲食店などがテナントに入るビルの7階です。
エレベーターを降りると、写真のように素敵な入口が。店内もお寿司屋さんのような、お洒落な「コの字」のカウンターで、煙は全て焼き台で吸い込みますので、店内に煙は回りません。
こちらでは、世界唯一の完全無菌鶏、丹波篠山の「高坂鶏」を中心とした鶏を使用しています。「高坂鶏」の凄さは無菌なので、熟成できるということです。牛肉などでは熟成肉がブームになって久しいですが、鶏で熟成出来るのは、世界で「高坂鶏」だけ。熟練の技で熟成された鶏肉の美味しさ、、、それをこちらでは楽しめるという訳です。(有名どころでは、カンテサンスの岸田シェフも「高坂鶏」に惚れ込んでずっと使用しています)
メニューは焼鳥はお任せコース5千円で7本ですが、ストップするまで追加で出てくるシステムで、その他「鳥刺し」、「シメ」が別料金となっています。丁度良いポーションで美味しい焼鳥が次々と出てきたら、なかなかストップ出来る訳もなく、満腹になるのは不可避、、、です。幸せな満腹なのですが。
また、こちらの「鳥刺し」も絶品なので、注文してしまいます。今回も注文しました。そして、シメも絶品なので、注文不可避で、お会計がそこそこ高くなるのが、悩みどころです。
それでは、美味しい鶏をたらふく頂きましょう。
(胸肉)
まずはねっとりとした胸肉から。卵を絡めて、アクセントにネギも。
(白肝)
美味しい白肝は、最高ですよね。とろける食感と、濃厚な旨味を胡麻油で。お代わりしたい。。。。
(ネギミ)
焼鳥に入ります。もも肉の皮と胸肉です。この組み合わせ良いですよね。
(大根おろし)
大根おろしは、大きめが好きなので好みのタイプ。
(だんご)
絶妙な状態で提供されるだんご。提供されたら、すぐ食べるべし、と言われています。ふわふわの中に溢れる旨味の詰まった肉汁。
(オクラ)
間にオクラをはさみます。
(ウズラの卵)
サイズが大きめのウズラ。
(モモ)
美味しいに決まっているモモ。カリっとした部分もありつつ、絶妙。
(ハツ)
ハツも良いですね。熟成させているからか、旨味が濃い気がします。
(手羽先)
手羽先で7本。ここでやめる訳もなく、追加に入ります。
(タロイモ)
野菜の2本目はタロイモ。ホクホク。
(砂ずり)
コリコリと弾力がたまらない砂ずり。
(ぼんじり)
ぼんじり好きなんですけど、ここでやっと登場!大ぶりで、旨味溢れる焼き加減に、満足。
(鶏スープ)
鶏スープは良いですよね。いつどこで飲んでも美味しいスープ。
(ウチモモ)
モモとは違った食感を楽しみます。
(銀杏)
銀杏は塩。間違いない。
(コーン)
焼いたコーンも間違いない。
(ササミ)
ここで、ササミ。中はしっとり、山葵と共にペロリ。
(チョウチン)
ここでチョウチン。卵と肉の部分の旨味のハーモニーが最高です。
ここで、満腹になったので、ストップ。シメに入ります。
(親子丼)
これだけけのレベルの焼鳥を出すお店の親子丼、美味しいに決まっている。卵も美味しいし、鶏も美味しい、これだけランチで食べたいなぁ。
(ラーメン)
シメにはラーメンも有ります。こちらは、鶏スープのあっさりめ。
ということで、鳥刺し→焼鳥→親子丼というコースを堪能して、満腹に。
どこどこ産の、とか、こだわりのあれ、という説明は、ほとんどせずに提供する姿勢は好感が持てましたし、説明が無くても相当拘っていることは食べていて感じました。
そして、笠原シェフの「焼鳥」というカテゴリーに留まらずに、「その先」を見据えたものを目指しているという心意気をビシビシ感じました。「焼鳥」を進化させるのか、「焼鳥」としての高みを目指すのか、ここからは好みの問題でしょうね。
個人的には、このお会計になると、「焼鳥」としては少し高いかな、と思った次第。美味しいのは間違いないですが。
美味しいお店を探して、今日もゆく。また、次回の美味しいお店でお会いしましょう。
【焼鳥かさ原】
アクセス:三ノ宮駅徒歩8分
営業時間:18時~22時30分
定休日:不定休
予約:TEL、OMAKASE
TEL:078-862-1177
予算:ストップコースで¥13,000前後+ドリンク。(基本コース¥5,000で焼鳥7本、追加の焼鳥、鳥刺し、〆が別料金 )
(その他)ゴ・エ・ミヨ2020:3トック(15/20)