広島の街中でひときわ目を引くこの外観、こちらが本日お伺いする「永山(えいざん)」です。 (予約はディナーですが、昼間に偵察(?)に行き写真を撮りました。ディナー予約なのに昼間に気になって見に行くって結構有りますよね?ん?ないですか?笑)
「永山」の舛永シェフは、東京「神楽坂 石かわ」で1年間修行したのちに、三田の「日本料理 晴山」(ミシュラン東京2020二つ星)で二番手を任されていた実力の持ち主。そんなシェフが2019年9月に地元広島に戻り、「永山」をオープンしたということで、ずっと訪問したかったのですが、今回やっと訪問出来ました。
(ウニと毛蟹)
一品目は「周防大島赤ウニと北海道噴火湾毛蟹、菊の花ジュレ」。見た目も美しい、、、。ん? 実は写真を撮るのを忘れて食べてしまい、食べかけです、、、。相変わらずブロガーになれない「食いしん坊」で、すみません。綺麗に盛り付けていたシェフにも申し訳ないです。 出てきた段階では、それはもう美しかったです!笑
器は唐津焼の「柿の葉」 という器だそう。素敵。
(安曇野産松茸と焼ホタテの真薯)
松茸の香りはやっぱり良いですね。ホタテの実がゴロゴロ入った真薯も旨味に溢れて、ほっこりする味です。
(網走産キンキ)
シェフが目の前で皮を炭火で焼くパフォーマンスの後、提供されたこちらは、脂が乗った素晴らしい一品でした。
(ウマウヅラハギ)
牡蠣イカダの近くにいた「ウマヅラハギ」とのことで、通常よりも多くの栄養を取っており、味が濃い。ただ、この皿のメインは間違いなく手前の肝。まさにフォアグラという滋味あふれる味わい。無限に日本酒が飲めそう。そして、この皿も実は4枚のお刺身が提供されていたのですが、、、、一枚食べた後に、慌てて写真を撮ったので3枚しか残っていません。食いしん坊、ばんざい♪
(うなぎ)
「永山」では昼の時間は焼いた鰻の御膳を提供しているのですが、こちらはふっくら柔らかい鰻のお寿司。酢飯とベストマッチ。
(榊山牛(さかきやまぎゅう))
広島牛のトップブランド榊山牛のサーロイン。榊山牛の特徴は長期飼育と低い脂の融点(16度?)。長期飼育がしっかりとした旨味を引き出し、脂の融点が低い為にもたれることなく楽しむことが出来るのです。素材の良さを感じる一品。(ただ、フレンチやイタリアンのシェフの素晴らしい「焼き」にはちょっと負けている気がしました。今後に期待。)
(ハモ)
愛媛県産の1kg大ハモの天ぷら。ハモを食べる事が出来て良かった。利平栗、安納芋の天ぷらと共に。
(ナスとすっぽん)
綺麗な器を開けると、愛媛県絹かわなすの揚げ焼、すっぽんの餡掛け。和食の王道を感じる、ほっこり美味しい椀物です。
(いくらと舞茸の炊き込みご飯)
本日の炊き込みご飯は、いくらと鳥取県産原木まいたけ。ご飯は福井県産あきさかりとミルキークイーンをブレンドしたものとのこと。この見た目、テンション上がります。
いくらのプチプチ、舞茸の香り、最高ですね。しっかり締まりました。
(イチジクと胡麻プリン)
尾道産イチジクと徳島和三盆の胡麻プリン。デザートまでぬかりなく。
余った炊き込みご飯は贅沢なおにぎりに。翌日朝ごはんに頂きました。朝からこれは幸せ過ぎました。
ということで、既に多くの近郊の食材を採用し、独自の色を出しているコースを堪能しました。今後さらに地元の生産者とのパイプも太くなるでしょうし、近郊の食材が充実していくのも楽しみですね。
日本料理を食べる機会は多くないのですが、広島に新しい風を吹き込んでいるのは間違いないと感じました。現時点、旅行で広島に訪れた際に、是非訪問を!とは断言出来ませんが、個人的には変化も見ていきたいので、広島訪問の際に定期的に通ってみようと思っています。東京の一線級の料理が広島で味わえるのは価値が有りますよね。次は昼の鰻御膳でも良いかなぁ。
それでは、また。次回の美味しいお店でお会いしましょう。
【永山(えいざん)】
営業時間:(昼の部)12時~15時(水・金・土・日のみ)、(夜の部)18時~23時
定休日:月曜日
予約:電話
TEL:070-4352-4891
予算:(昼の部のみ)鰻御膳4,000円(税別)、(昼・夜)おまかせ15,000円(税別)
(その他)ゴ・エ・ミヨ2020:3トック(16/20)