今宵は宮城県へ中華料理を食べに。 宮城県にはフカヒレで有名な気仙沼がありますし、中華料理の食材が揃う中華料理に適した土地なのです。
ちなみにこちらの黒森シェフ、中華の名門「福臨門グループ」で初の日本人料理長を務めた方。農林水産省の料理マスターズも受賞しています。（ちなみに「HAGIフランス料理店」の萩シェフも料理マスターズを受賞してします）
カウンターに着席するとシェフからのメッセージの入った「菜譜」。宮城への熱い思いをしっかりと受け止めながら、本日のメニュー構成に期待が高まります。
＜富谷 冬虫夏草＞
貴重な冬虫夏草の薬膳スープ。食欲増進効果抜群です。
＜蔵王 大根＞
熱いまま提供される大根餅。ハフハフ頂くのですが、大根の食感と旨味が残っており、素朴な味わいなのに、たまらなく美味しい。
＜気仙沼 鰹＞
山椒醤油と共に。鰹のねっちょりとした旨味。新鮮なので臭み無し。でもしっかり、鰹。
＜石巻 白つぶ貝＞
大葉とネギと共に。コリコリとした食感が楽しい、一品。
＜蔵王 JAPAN X＞
「JAPAN X」という銘柄豚、知りませんでしたが、宮城のブランド豚なんですね。炭の香りが香ばしく、クリアな旨味。とんかつ好きとしては、いつかとんかつでも食べてみたい。
＜角田 野田鴨＞
ここで登場しました、宮城が誇る野田鴨。臭みなど全くなく、鴨の旨味が広がる一品。
＜宮城 サラダ＞
オイスタードレッシングで宮城県産野菜のサラダを。玉葱の甘味、トマトの酸味と旨味などなど、新鮮でレベルの高い野菜ってそれだけで相当美味しいですよね。
＜気仙沼 吉切鮫尾びれ＞
待ってました気仙沼産フカヒレ。もちろん熱々の状態での提供です。このフカヒレの太い繊維の食感、たまらないですね。味付けも濃すぎず最適です。このフカヒレを食べていると、欲しくなるのが、、、
＜角田 ササニシキ＞
そう、白ご飯。フカヒレと共に提供される白ご飯、反則ですよね。
美味しいに決まっている。みんな大好き、思わず、にっこりの一品となります。
＜七ヶ浜 まこ鰈、脇谷 金にら、村田 ズッキーニ＞
塩炒め。金にらは見た目も綺麗ですが、ニラの旨味がしっかり出ており、箸が止まらない。夏らしくズッキーニも良いですね。
＜宮城 仙台牛、村田 茄子、登米 ピーマン、秋田 鮑茸＞
仙台牛のランプ肉。写真では埋もれていますが、たっぷりの量が甘辛に炒められた茄子とピーマン、鮑茸の下に隠れていて、お肉食べたい欲も大満足。
＜御食事＞
ここからは、シメの「御食事」となります。4つのメニューから選びます。選べない、、、と迷っていると、「全種類でも良いですよ」という素敵な提案が。「では、全種類でお願いします♪」とお言葉に甘えてみました。
（チャーハン）
一品目はチャーハン。食材の良さが際立つチャーハンに仕上がっていました。叉焼美味しい。
（冷やし担々麺）
続いて冷やし担々麺。夏に合う冷やしというのが良いですね。ゴマが香る、美味しい担々麺たべたーという感じです。
（混ぜ麺）
混ぜ混ぜして食べる麺。（味を失念、、、すみません）
（冷麺）
冷麺ってあまり美味しい！って思うことが無いと思うんですが、こちらは美味しかったです。シェフによると、良いお酢を使うことが重要だと。確かにお酢が美味しかった。
＜デザート＞
4種類の「御食事」 を食べて、すっかり満腹になったところで、杏仁豆腐。カシューナッツと共に。こちらも美味しゅうございました。
今回頂いたのは基本コース（15,000円++）で、干鮑の煮込みを追加したグレードアップコースが27,000++（鮑の等級により時価）～となります。
中華料理というと、美味しい！ながらも濃い味のオンパレードだと、胃もたれが心配になりますが、こちらの中華は美味しいのは勿論、食後感が軽やかなことに驚かされます。シンプルに食材の旨味を引き出すことに集中した調理がそうさせるのかもしれません。
宮城県の素晴らしい食材にフォーカスした素晴らしい、中華料理。ここにこなければ食べることが出来ない料理が確かに有りました。
ということで（？）、お土産にKUROMORI自家製の「黄金龍純正ごま油」と「ラー油」を購入しました。これで、おうち中華のレベルが上がると嬉しいなぁ。
それでは、また。次回の美味しいお店でお会いしましょう。
【楽・食・健・美 -KUROMORI-】
住所：〒982-0841 宮城県仙台市太白区向山2-2-24
アクセス：タクシーなど（要予約の駐車場有）
営業時間：（ランチ）11：30 or 12:00／(ディナー）18:30 or 19:00 or 19:30
定休日：Webページで確認
TEL：022-211-0306
予約：完全予約制（電話もしくはWebページより）
Webページ：https://kuromori.jimdofree.com/
（その他）ミシュラン宮城2017：ミシュランプレート（※移転前）
