今回の記事は「ヒルトン福岡シーホーク」の「宿泊ガイド」をお届けします。
「ヒルトン福岡シーホーク」は、個人的には使い勝手が良く福岡の基本滞在先として活用している*1のですが、反面「万人にお勧めの万能ホテル」では無い、ということも強く感じています。
よく利用しているお気に入りのホテルが「ミスマッチ」などにより、マイナス評価を受けるのは悲しいことです。
そこで、今回の記事では「ヒルトン福岡シーホーク」を宿泊先として検討する際に役立ちそうな情報を紹介させて頂きますので、ヒルトン福岡シーホーク」を宿泊先として検討されている方の判断材料になれば幸いです。
ちなみに、僕は「ヒルトン福岡シーホーク」が大好き!!なので、この記事はそんな偏った個人の主観によるものということも考慮してくださいね♪♪
- 「ヒルトン福岡シーホーク」について
- 「ヒルトン福岡シーホーク」の全館案内
- アクセスについて
- 部屋選びのポイント(方角編)
- 客室のカテゴリについて
- 岩風呂(大浴場)について
- 朝食(シアラ、エグゼクティブラウンジ)
- エグゼクティブラウンジ
- ヒルトン会員の客室アップグレードについて
- まとめ
「ヒルトン福岡シーホーク」について
・運営:ヒルトンワールドワイド
・ロケーション:福岡ドーム隣、福岡タワー近く、全室オーシャンビュー(博多湾)
・客室数:1053室
・住所:〒810-8650 福岡県福岡市中央区地行浜2-2-3
・TEL: 092-844-8111
・FAX:092-844-7887
・チェックイン:15:00
・チェックアウト:12:00
・駐車場:1,500円/24時間(ホテル内に有り)
・沿革:1995年「シーホークホテル&リゾート」として開業、経営難になり2005年よりJALホテルズの「JALリゾートシーホークホテル福岡」として運営、その後2010年より現在の「ヒルトン福岡シーホーク」として運営中です。
この経緯から「ヒルトングループ」運営なのですが、和室などのバラエティに富んだ部屋を有していることも特徴となっています。まあ、なんせ1053室有りますのから、、、全貌を把握するのは困難だと思われます。本当に1053室有るのかすら、分かりませんから(笑)。
ちなみに、2017年公開の映画「君の膵臓が食べたい」では主人公とヒロインが福岡旅行の際に宿泊するホテルとして登場しました。飛行機内で映画を観ていて、いきなり登場した「ヒルトン福岡シーホーク」に、テンションが上がりました(笑)。
「ヒルトン福岡シーホーク」の全館案内
非常に巨大なホテルですので、なかなか全貌を把握するのは難しいのですが、全館はこんなイメージです。ちなみに4階から直通で隣の建物に有るコンビニ「ファミリーマート」に行けます。
アクセスについて
「ヒルトン福岡シーホーク」を検討するうえで避けて通れないのが、アクセスだと考えています。
正直に言いまして「アクセス」は「微妙」だと感じています。福岡の主要地区である「博多駅」「天神周辺」「中州」などへのアクセスが決して「良くはない」からです。
ホテルまでタクシーで30分程度というと、東京などの大都市では当たり前な気がしますし、アクセスが「良くない」という訳ではありませんが、主要地域がコンパクトにまとまっている福岡市では、もっと便利な場所にホテルの選択肢も沢山ある、という観点から「アクセスが良くはない」という表現になっています。
(福岡空港から地下鉄で2駅で博多駅という都市ですから、福岡は全体的にアクセスが良いんです)
そういう環境ですから、アクセスよく色々と動きたい場合は、主要地区近辺のホテルに宿泊した方が便利です。移動コスト(時間、お金)を抑えることが出来ます。
では、「ヒルトン福岡シーホーク」へはどのようなアクセスになるのか、を説明していきます。
1.タクシー
アクセスが一番楽なのは、もちろんタクシーです。一番費用も掛かるのですが、、、。
福岡空港から30分~40分弱、料金は4千円弱、博多駅や天神から20~30分弱、料金は3千円弱、というイメージです。
タクシーで行くと、フロントが有るフロア4階の車寄せに到着しますので、一番スムーズです。
2.公共交通機関(バス)
次にバスを使ったアクセスです。
福岡でバスといえば「西鉄バス」なのですが、「ヒルトン福岡シーホーク」行きのバス(W1:福岡タワー行き)は全国的にも珍しい路線バスでありながら都市高速を走る路線となります。そのお陰でバスでも「天神北(3:フタタ前)」から30分程度で到着します。
注意点は、到着する時は「ヒルトン福岡シーホーク前」というバス停、出発する時はホテルの1階にある「ヒルトン福岡シーホーク」というバス停、とそれぞれバス停が違うということです。
到着した際のバス停からは、ほんの少し(目の前では有りますが)歩きますので注意が必要です。そして、歩いてホテルに着くのは1階ですので、そこから4階に上がってチェックインすることになります。
出発する時のバス停は、画像の通りホテル内1階に有りますので、アクセスはスムーズです。西鉄バスではバス停の横に有る液晶で運行状況が確認出来るので、遅延状況などの把握が可能です。ここから、天神方面、博多駅方面に行くことが可能です。
ちなみに、バスでのアクセスがお勧めなのは、博多駅、天神からのアクセスです。不慣れな土地でバスの利用は難易度が高いと思いますが、「西鉄バス」の場合は安心です。
西鉄バスの場合は非常に使い勝手の良いアプリがリリースされていますので、安心です。こちらもリアルタイムで運行状況の確認が可能ですので、遅延などの際も状況の把握が可能です。
3.公共交通機関(地下鉄)
次に地下鉄を使ったアクセスです。
最寄駅は「唐人町」駅。なのですが、「唐人町駅」からは徒歩20分程度と決して近くはない距離です。トランクなど荷物が有る状態では厳しい、というのが正直なところです。
その場合は、「唐人町駅」からバスでのアクセスも可能ですので、先ほどの「西鉄バスナビ」で調べましょう。もしくは、タクシーで約10分、千円程度でも行けます。
そして、土日祝限定になりますが、「ホテル」-「唐人町」の無料シャトルバスも有ります。
唐人町駅の4番出口を出てすぐのところがシャトルバスの乗降所となります。
4.福岡空港からのアクセス
福岡空港からのアクセスで、一番楽なのはタクシーです。
公共交通機関を使いたい場合はケースバイケースなのですが、地下鉄で「唐人町駅」まで行くか、少し変則になるのですが荷物が少ない場合お勧めなのが、地下鉄で「天神駅」まで行き、「てんちか(天神地下街)」の北側「西1」出口のさらに北の「天神三丁目 フタタ」と書いてある階段から地上に出て「天神北(3:フタタ前)」バス停からバスに乗ると比較的スムーズにアクセス可能です。
さらに、本数は少ないのですが、「福岡空港国内線ターミナル南」バス停からのバスも有ります(139番:福岡タワー行き/所要時間約40分)ので、先ほどの「西鉄バスアプリ」で調べてみて下さい。
また、福岡空港からはリムジンバスも出てきますので、時間が合えば空港からのアクセスはこちらが便利だと思います。時刻表などは、次の公式ページを参照ください。
5.公式ページのアクセス情報
いろいろと書いてきましたが、公式ページにもアクセス方法が記載して有りますので、是非参考にしてください。バスの時刻表へのリンクなども有ります。
少し所要時間が体感よりも少なめに記載している気がしますが、宿泊を検討する際に必要なアクセス情報に関して纏めています。
部屋選びのポイント(方角編)
続きまして、部屋の選び方のご紹介です。
「ヒルトン福岡シーホーク」では、「ヒルトンオナーズアプリ」で部屋を選んでのチェックインが可能です。 アプリの詳細については下記記事をどうぞ。
そして、部屋を選ぶ際のポイントの一つは、方角です。「ヒルトン福岡シーホーク」では大きく分けて、「福岡ドーム側」と「福岡タワー側」があります。
1.福岡ドーム側
まずは「福岡ドーム側」。
福岡ドームが見える方角で、遠くには福岡空港も見えます。東側となりますので、朝日を見たいならこちら側になります。
夏などは西側の部屋は西日でかなり暑くなることも多く、部屋に入るまでエアコンはオフですので、夕方チェックインした際に部屋が暑くなっていることが有ります。
東側であれば、日が当たるのは午前中ですので、午後は比較的暑さは落ち着いており、暑さが気になる方はこちらサイドがお勧めです。
2.福岡タワー側
続いて「福岡タワー側」。
福岡タワーが見える方角です。西側ですので、夕日を見たい場合はこちら側になります。
先述の通り、夕方のチェックイン時に西日で部屋が暑くなっている事が有ります。比較的、冬にお勧めかもしれません。
もちろん、部屋に入ってしまえば、エアコンを使えますので、その後は、どちらでも問題は無いと思います。
福岡タワー側では、季節によって様々に変化する福岡タワーのライトアップを楽しめるというポイントも有ります。
3.パノラミックスイート
「ヒルトン福岡シーホーク」には、もう一つ、各フロアに1部屋だけ特別な部屋が有ります。
それは「パノラミックスイート」というカテゴリ。先端部分に位置している特別な部屋で、「福岡ドーム」も「福岡タワー」も両方楽しむことが出来ます。
ただし、一つ留意すべきポイントが有ります。パノラミックスイートの先端部分は大きくガラス張りですので最高の眺望なのですが、冬は寒く、夏は暑いです。したがって春や秋の季節が良い時期の滞在が一番のお勧めとなります。
詳細は後述の部屋の種類についての項を参考にして下さい。
客室のカテゴリについて
「ヒルトン福岡シーホーク」は1053室も有りますので、全貌を把握することは難しいということはすでに述べましたが、同じカテゴリでもレイアウト違いの部屋が何種類も有りますので、ここで紹介する部屋もあくまで一例という事で、認識しておいてください。
全カテゴリは上記公式ページで確認してください。
そして、限られたカテゴリとなりますが、実際に泊まったレポートを参考に部屋の雰囲気を掴んでみて下さい。
1.エグゼクティブフロア
「ヒルトン福岡シーホーク」では30階から33階が「エグゼクティブフロア」です。「エグゼクティブフロア」は「エグゼクティブ」と「スイート」のカテゴリの客室のみとなります。
ちなみに一人で宿泊する際は「エグゼクティブキング」がコンパクト(スイートに比べて)で一番のお気に入りです。謎の赤いソファも居心地良いんですよね(笑)。
エグゼクティブルームには、その他「ツイン」のカテゴリも有ります。
「エグゼクティブ」の中でも少し広い「エグゼクティブデラックスツイン」というカテゴリも有ります。
そして、記事にも一部記載していますが、「ヒルトン福岡シーホーク」ではフロアごとに内装も違うのが面白いポイント(?)です。一番内装が豪華なのは33階となります。
2.スイートカテゴリー
続きましてスイートカテゴリーの部屋です。
スイートカテゴリになれば、部屋は十分な広さですし、特に問題は無い、ですよね。
そして、バスから外が見える部屋、見えない部屋、スイートカテゴリですがベッドルームとリビングルームが一体となったタイプと、本当に色々な種類が有ります。
スイートのツインタイプの紹介記事はこちらをどうぞ。
3.パノラミックスイート
そして、シーホークで一番特徴的な部屋が「パノラミックスイート」です。
この記事の通り、シーホークの先端に位置している各フロア一部屋のみのスペシャルルームです。オーシャンビューは勿論のこと、「福岡ドーム」も「福岡タワー」も全部見渡せる最高に素晴らしい眺望を楽しむことが出来ます。
「パノラミックスイート」にはいくつかバリエーションが有ります。 気になる場合は事前に問い合わせるかフロントで希望タイプが空いているか確認しましょう。
先端がジャグジーではなく、リビングルームになっているタイプ。
「ヒルトン福岡シーホーク」では、元々「ヒルトン」ではないグループから始まっているという過去の経緯から「和室」カテゴリが残っているのですが、珍しい「パノラミックスイート」の和室バージョンの宿泊記です。世界中の色んなところを飛び回っているdragonlady さんのブログ記事です。
そして、1部屋だけのメゾネットタイプの「パノラミックスイート」の貴重な宿泊記はぬるまゆ(miracle_nurumayu)さんの記事をどうぞ。「ヒルトン福岡シーホーク」ファンとして、一度は泊まってみたい部屋ですね、、、♪
岩風呂(大浴場)について
「ヒルトン福岡シーホーク」には7階に「岩風呂」という名の大浴場が有ります。
7階に宿泊すると部屋に有る浴衣のままで岩風呂へ行くことが可能ですので、温泉気分を楽しむことが出来ます。
記事にも書きましたが「ヒルトン福岡シーホーク」ではエレベーターが低層階(1階~17階)と高層階(17階以上)に分かれており、高層階から岩風呂へ行く際は17階で1度乗り換える必要が有りますので、注意が必要です。
朝食(シアラ、エグゼクティブラウンジ)
「ヒルトン福岡シーホーク」では、朝食は「シアラ」という4階にあるレストランで提供されます。
客室は全部で1053室有りますので、時間帯によってはシアラでの朝食は込み合うことが有りますので、注意が必要です。
エグゼクティブフロアに宿泊してる場合、ヒルトンダイヤモンドメンバーの場合はエグゼクティブラウンジでも朝食を頂くことが可能です。種類はシアラより少ないですが、比較的空いていますのでゆっくり洋食を頂きたい場合は、こちらがお勧めとなります。
エグゼクティブラウンジ
「ヒルトン福岡シーホーク」のエグゼクティブラウンジは33階に位置しています。
記事にあるように残念ながらアフタヌーンティのサービス提供は終了しましたが、朝食(6:30-10:00/土日祝は-10:30)、カクテルアワー(17:00-19:00)のサービスは継続されていますので、滞在目的に応じてうまく利用したいですね。
ちなみに事前に「エグゼクティブラウンジ」を利用出来る宿泊者が多いことが分かっている繁忙期などは、34階の「オーシャンラウンジ」がエグゼクティブラウンジとして提供されることも有ります。
その場合は一旦35階に上がってから、34階に階段で降りる形でのアクセスになります。
ヒルトン会員の客室アップグレードについて
客室アップグレードに関してはその時々の状況に寄りますので、一概には言えませんので、参考までに。
「ヒルトン福岡シーホーク」は、国内のヒルトン系列の中では比較的アップグレードに関して、期待して良いというホテルになると思います。
個人的な実績としては、滞在は全てヒルトンダイヤモンドメンバーとして宿泊しており、一番安いカテゴリで予約しても、全て「エグゼクティブ」以上の客室をアサイン頂いております。
みなさんの宿泊記を読ませて頂いていてもヒルトンダイヤモンドメンバーであれば、エグゼクティブ以上、場合によってはスイートを期待しても良いのでは、という雰囲気です。
もっともステータスマッチなどでヒルトンダイヤモンドメンバーが増えた結果、スイートのアサインは厳しくなっているという話も聞きますので、過度の期待は禁物です。また、当然「ヒルトン福岡シーホーク」での宿泊実績も見られていると思います。
まとめ
ということで、今回は「ヒルトン福岡シーホーク」での宿泊を検討する際に、役に立つであろう情報を纏めてみました。
ざっくりポイントをまとめると、
・アクセスは要注意
・部屋はヒルトンの上級会員(特にダイヤモンド)で有ればアップグレードされやすく快適に過ごせる
・ラウンジのフードも比較的充実している
・岩風呂が有り、ゆっくり大浴場に浸かることが出来る
・全室オーシャンビューで特に高層階の眺めが素晴らしい
・客室が1053室も有ることから細かいサービスはなかなか厳しい
・フロントも時間帯によっては大混雑
というところでしょうか。かなり乱暴なまとめですが(笑)。
また、福岡で滞在するのであれば、素晴らしい飲食店が沢山有る「博多・中州・天神地区他」で飲食することが多いと思いますが、その後ホテルまで帰るのは、それなりに遠いという事は意識しておく必要が有ります。残念ながらホテルの近くに飲食店はそんなに有りません。
ただ、反面、客室数が多いという事で、客室フロアがガヤガヤした感じになることは少なく、エグゼクティブフロアであれば比較的静かに過ごすことが出来ますし、それなりの広さの部屋でゆっくりすることが出来る、ということが旅の重要ポイントと考えると快適な滞在となっていることが多いのも事実です。
ホテル選びに正解は無く試行錯誤だと思いますが、事前にポイントを押さえておくことで明らかなミスマッチなどは無くすことが出来ると考えており、本記事が皆様のホテル選びの助けとなれば幸いです。
以上、今年も福岡滞在のファーストチョイスは「ヒルトン福岡シーホーク」と決めている、ためたろうでした。
*1:宿泊実績は2016年26滞在、2017年18滞在