今回紹介するのは1983年ユネスコの世界遺産にも登録された「ヴィースの巡礼教会」です。
ドイツの「ロマンティック街道」終点に位置し「ノイシュヴァンシュタイン城」から車で約30分(約25km)程度でアクセスすることが出来ます。
「ヴィース」とはドイツ語で「草原」という意味。「ヴィースの巡礼教会」は文字通り「草原」の中にこじんまりと建つ教会です。
周りの風景は、このように本当にのどかな草原です。
年間100万人が訪れているとは思えない素朴な外観です。知らなければ中に入ることも無く通り過ぎてしまいそう。
入口の様子です。向かって左側には「ユネスコの世界遺産」のプレート。右側には見学可能時間等の案内。
教会に関する案内掲示のアップです。協会が開いている時間は8時~20時。
この日、観光客が入れない時間帯が10時~12時、14時30分~16時、19時~20時との説明があります。結構入れない時間帯も有るので注意が必要ですね。
では、いよいよ入口の扉を開け、中に入ります。
入った瞬間、雰囲気に圧倒されます。この素晴らしい装飾から「ヴィースの巡礼教会」はロココ様式の最高傑作と評されています。
「主祭壇」に近付いてみます。とにかくただ事ではない装飾の数々に時が経つのを忘れます。
「主祭壇」には「鞭打たれるキリスト」の像。1738年にこの像が涙を流したことが「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が多く訪れるようになったと言われています。
「天から降ってきた宝石」と称賛されている天井のフレスコ画。写真下部中央に見えている主祭壇の最上部に有る像は「高挙された仔羊(キリストの化身)」と言われています。
「主祭壇」手前左の「説教壇」とされる柱。司祭がこの壇上に登場していたのでしょう。「説教壇」の下には「イルカに乗った少年像」もあります。豪華絢爛な装飾。
身廊左には「北の祭壇」と呼ばれる祭壇。
身廊右にも同じく小さな祭壇が有ります。どちらも美しいです。
天井画に描かれた、閉ざされた「天国の門」と1757年製作の金で装飾されたパイプオルガン。
ということで、今回は草原に建つロココ様式が素晴らしい教会「ヴィースの巡礼教会」を紹介してきました。
教会等になじみが無くても、とにかく一見の価値は有ると思いますので、「ロマンティック街道」観光の際は是非、足を延ばしてみることをお勧めします。
以上、ためたろうでした。
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