今回のランチはこちら。一見してレストランとは分からない、素敵な古民家という外観です。それもその筈、輪島塗の塗師屋の工房であった民家を改装した店舗なのです。
今回訪問する「ラトリエ・ドゥ・ノト」は、大阪などで修行された池端シェフが、地元能登の食材の豊かさに気付き、色々な縁も生まれ、元々は考えてもいなかった輪島でオープンしたレストランです。
人が集まる場所ではなく、食材が有る場所でレストランをやる。この流れは今後もどんどん増えてきそうですし、個人的には旅行に行き、その土地ならではの料理を楽しむことが大好きなので、非常に嬉しい動きです。
入口に有るこの看板が、この建物がレストランであることを示しています。ナイフとフォークをモチーフにした素敵なロゴ。
古民家をセンス良く改装しており、行かれる方は、是非楽しみにしておいてください。ここでは、店内の雰囲気の分かる一枚だけ。このレストランはどの席からも見える中庭がウリですので、そちらも是非お楽しみに。
今回は朝ごはんを宿泊していた「ふらっと」でしっかり食べて、夜は富山でお寿司が控えていることから、一番品数が少ないランチコースをチョイスしました。
(上田農園(輪島市)のトマトを使ったガスパチョ。赤ピーマンのムース、甘エビ、おくら)
一品目は、夏を感じさせるガスパチョ。メインのトマトの味がしっかりとしていながら、ムース状の赤ピーマンと合わせて食べるのが楽しい。甘エビのアクセントも良く、美味しいなぁ、と自然と思える料理です。
(能登の地鶏のバルティーヌ。外側にモモ肉、中にムネ肉。下にはクスクス)
二品目は、バルティーヌ。地鶏のモモ肉のジューシーさと旨味、その中にあるムネ肉のモモ肉とは違った旨味が一体となり、「能登の地鶏」を満喫しました。
(鯛とブイヤベース/ナスのソース、イカのリゾット)
短いコースなので、メインが登場です。ブイヤベース、ナスのソースと適切な火入れの鯛が美味しい。イカスミとイカが入ったリゾットも丁度良い塩梅でペロリでした。
(上田農園(輪島市)のメロンシャーベット、クリームブリュレ)
地元のメロンを使ったシャーベットと、クリームブリュレ。料理がしっかり美味しいお店は、デザートも勿論美味しい。
(フィナンシェ)
コースの名残を惜しみながら、フィナンシェとコーヒーにて、コース終了となります。
オリジナルの お会計トレーがかわいい。
輪島観光の際にランチで地元の食材を満喫したいと思ったら、こちらは大変お勧めだと思います。まず、古民家を改装したお店の雰囲気がとても良いし、地元食材をメインに使った料理がどれも美味しい。今回、一番品数が少ないコース(¥3,800++)にしたことが悔やまれる美味しさでした。
訪れたのは平日だったので人影まばらな輪島で、このお店は満席になっていたのは、さすがだなと思った次第。
次回は、是非フルコースで。このお店を訪問する為に、また輪島に行きたい、と思っています。
それでは、また。次回の美味しいお店でお会いしましょう。
【ラトリエ・ドゥ・ノト (L'Atelier de NOTO)】
営業時間:(ランチ)11時30分~13時30分(LO)/(ディナー)18時~21時(LO)
定休日:月曜日、火曜日(ランチ)
予約:公式Webページ/電話
TEL:0768-23-4488(10:00-)
Webページ:https://atelier-noto.com/
予算:<コース>(ランチ)¥3,800/¥5,600/¥9,000、(ディナー)¥5,600/¥9,000/¥12,600/¥20,000
(その他)ミシュラン石川2016:ミシュランプレート、ゴ・エ・ミヨ2020:3トック(16/20)