先日、石川県能登半島にある「ふらっと」に宿泊してきました。目的は勿論、絶品と言われる料理を食べる為に。
「ふらっと」のルーツは日本一の料理民宿と言われた「さんなみ」という民宿。「さんなみ」は、自家製の魚醤「いしり」*1などを生かした絶品の発酵料理が頂けると大変な人気だったのですが、2011年に惜しまれながら閉店してしまいました。
その後、「さんなみ」の料理を受け継いだ長女、智香子さんと能登に惚れ込んだイタリアンのシェフでオーストラリア人の夫ベンさんが、同じ場所で民宿「ふらっと」として営業をしているという訳です。
そんな興味深い歴史ある民宿で、オーストラリア人のイタリアンのシェフが作り上げた能登の郷土料理を食べる事が出来るって、素敵な経験だと思いませんか?
ちなみに、ベンさんのフルネームは、「ベン・フラット」なので、民宿「ふらっと」という名前になっています。「ふらっと寄ってみた」の「ふらっと」かなと思ってしまいますが、お名前なんですよね。
宿に到着すると、素敵な入口が迎えてくれます。 歴史と佇まいは、一日してならず。
入口を入ると、本館へ小道が続いています。日常の喧騒を忘れる静寂に包まれながら玄関へ。
女将さんに温かく迎えて頂いた後に、今回の宿泊先となる「離れ」へ。
こちらが一棟貸し切りとなる「離れ」。かつての「さんなみ」のオーナー 、すなわち女将さんのご両親が暮らしていた建物を改築したものとのこと。
部屋に入ると、田舎に帰ってきたあの感じ。
すっかりリラックス出来る空間です。寝室は別の部屋になっています。
お風呂は新設された檜風呂。新しいお風呂は嬉しいですね。
水回りも綺麗に改築されています。右下の「椅子」は、先ほどのお風呂の外のバルコニーで座る用。リラックスタイムにどうぞ、ですね。
そして、「ふらっと」に宿泊する時の楽しみの一つがこちら。
庭を抜けて、小屋に向かいます。
この小屋は更衣室なんです。
更衣室を抜けると、じゃーん、絶景の貸し切り露天風呂です。運が良ければ立山連峰まで見ることが出来るとのこと。
露天風呂は、 3月から11月の晴れた日に限って15時から22時まで、30分程度利用出来ます。宿泊する時はとにかく「晴れ」を祈りましょう。
(また、暗くなってからは絶景が臨めませんので、到着から夕食までの間に利用するのが基本となります)
こちらは見た通りの「露天風呂」で、完全に「外」なので、開放感は最高。すっかり日常のことを忘れて、気分も最高です。
シャワーも併設されています。
本館の外観。やっぱり素敵な佇まいですよね。
ということで、今回は「ふらっと」の概要について紹介してきました。
次回の記事では、能登の郷土料理をベースにしたイタリアンという唯一無二のディナーについて紹介しますので、お楽しみに。
【ふらっと】
アクセス:車、バスなど。詳細は公式Webページ参照
予約:電話にて
電話:0768-62-1900
公式Webページ:https://flatt.jp/
予算:1人¥18,500(税込)、土日祝前日¥20,500※詳細は公式Webページを参照
*1:日本の三大魚醤の一つで真イカの内臓を使ったもの。全国でも能登町でしか作られていない。