毎日暑いですね。夏だから当たり前なのですが、暑くなると冷たいものが食べたくなります。それもどうせなら、美味しいやつを。ということで、お伺いしたのは、期間限定(8月のみ)で「自家製かき氷」がデザートに出てくるコースを提供している奈良「コムニコ(communico)」です。
こちらの堀田シェフは、現在東大寺の敷地内で「アコルドゥ」をやっている川島シェフと、2015年からここで「アバロッツ」というお店をやっていて、2018年にこの場所を引き継いで、独立開業したという経歴の持ち主。
(スペイン「ムガリッツ」でも修行していた川島シェフの料理は、これまた素晴らしいのですが、、、その紹介は、また別の機会に。)
堀田シェフは、「コロナ禍」のステイホーム期間中に、大阪の ディファランスなどと共にコラボテイクアウトメニュー*1にも参加し、美味しいラザニアを提供していたので、近日店舗にも、と思っていたところ、このタイミングで叶いました。
日の光をうまく取り入れた明るい店内の雰囲気が素晴らしいですよね。インテリアなど随所にシェフのセンスが光っていました。料理が出てくる前から、期待が高まります。
テーブルセッティングもナプキンを留め、カトラリー、など、シンプルながら、素敵。
メニューは?と思っていると、、、
ぱかっと、辞書のような本の中から、登場♪
<始まり>
夏らしく、「始まり」はトウモロコシから。ポレンタ(トウモロコシを薄くしたもの)と、トウモロコシのスープ(写真撮り忘れ。今回もやってしまいました笑)
<夏鹿 ビーツ 赤玉葱 ブルーベリー>
しっかり鹿の旨味を感じる、夏鹿とビーツのタルタル。ジェニパーベリーのかかったサワークリームの爽やかなスパイシーさと合わせると、めっちゃ美味しかった。
<南瓜 タレッジョ ばあく豚>
南瓜、ばあく豚のベーコン、レーズンの熱々パイに、タレッジョのジェラート、ローズマリーの泡。地元ばあく豚のベーコンの旨味と南瓜の甘味で間違いの無い味。
<自家製パン>
モチモチで美味しいパン。いつも思うけど、美味しいレストランのパン、持って帰りたいなぁ、、、。
<タヤリン 鱧 あわび茸 トリュフ>
ここでパスタ登場。関西の夏を感じさせる鱧、トリュフの風味、あわび茸の旨味、想像の通り、美味しいに決まってる。
<倭鴨 万願寺唐辛子 トマト>
メインは、葛城山の麓で育てた倭鴨、トマトのソース、万願寺唐辛子の中にクスクスと肝のソース、黒い物体は焼きナスのソース。鴨自体がしっかりとした旨味を感じることが出来る火入れなのですが、トマトのソースや、焼きナスのソースと合わせると、さらに最高でした。
<氷 夏苺 ピスタチオ マスカルポーネ>
本日のもう一つのメイン。待ってました。一つずつシェフが作るという事で、時間が掛かっていましたが、待つ時間もまた、期待を高める良い時間でした。上に乗っているのは、ホワイトチョコのメレンゲ。マスカルポーネのクリームと共に氷を掘っていくと、ピスタチオシロップがかかっています、混ぜ混ぜしながら味の変化を楽しんでいるとあっという間に無くなってしまいました。
<食後のお飲み物>
珈琲や焙じ茶、紅茶からの選択で、紅誉(ベニホマレ)の紅茶にしました。素敵なカップとソーサーだなぁと思っていると、信楽焼の大谷製陶所、大谷哲也さんのものとのこと。信楽焼もやっぱり素敵だなぁ。
奈良県産のイチジクのフィナンシェ。素敵なコースを締めくくる、シンプルなお味。
ということで、暑い夏に素敵な料理とデザートに素敵なかき氷、それは最高に決まっている、という話でした。
料理が美味しいのは大前提ですが、やっぱりお店の雰囲気、食器などが素敵、ということも料理を食べるうえでは非常に重要だと、再認識した次第です。
最後に、コムニコのレジの雰囲気。やっぱり素敵。
それでは、また。次回の美味しいお店でお会いしましょう。
【コムニコ】
アクセス:近鉄菜畑駅もしくは近鉄東生駒駅より徒歩12分(駐車場無し)
営業時間:(ランチ)12時-15時(LO13時)/(ディナー)18時-22時(LO20時)
定休日:月曜日
予算:<コース>¥4,000(ランチのみ)、¥6,000、¥10,000 (税サ5%別)
予約:電話、公式Webページから
TEL:0743-85-6491
Webページ:https://communico.jp/
(その他)ゴ・エ・ミヨ2020:2トック(14/20)
*1:アニエルドール藤田シェフ、コムニコ堀田シェフ、セイイチロウニシゾノの西園シェフ、ディファランス藤本シェフ、リヴィ山田シェフの5人によるコラボ