普通のホテルとは少し違う「デザイナーズホテル(デザインホテル)」。日本にも多くの「デザイナーズホテル」が有りますが、日本初の「デザイナーズホテル」ってご存知でしょうか?
実は、日本初の「デザイナーズホテル」は福岡にある「ホテル イルパラッツォ(HOTEL IL PALAZZO)」」なんです。今回、その「ホテル イルパラッツォ」に宿泊する機会が有りましたので、レポートさせて頂きます。
中心の建物が「ホテル イルパラッツォ」です。近くを歩いたことある方なら「あの建物なんだろう?」と印象に残っているかもしれません。
近付くとこの存在感。
正面からの「ホテル イルパラッツォ」。さすが「デザイナーズホテル」という個性的な外観です。
【ホテル イルパラッツォ】の場所、基本情報
総客室数:62室
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00
今回の部屋:スタンダードダブル
部屋の広さ:27平米
ベッドサイズ:160cm x 200cm
アクセス:地下鉄中州川端駅10分、天神駅12分。
目の前の那珂川を渡ればキャナルシティ、中州までも徒歩すぐ、天神まで徒歩15分程度と非常に便利なロケーションです。
建築家アルド・ロッシ(Ald Rossi)
「ホテル イルパラッツォ」を手掛けたのは、イタリアの巨匠アルド・ロッシ。1989年に日本初のデザイナーズホテルとして完成した時は大きな注目を集めたようです。
アルド・ロッシと言えば、ミラノの「ガララテーゼ集合住宅」や、ジェノヴァの「カルロ・フェリーチェ劇場」など有名建築物を数々手掛けています。
そして、「ホテル イルパラッツォ」は1990年にプリツカー賞を受賞し、1991年アメリカ国外の建築物として史上初めてAIA(アメリカ建築家協会)名誉賞を受賞しています。
宿泊する際に事前情報で色々と蘊蓄が有ると、テンションも違ってくると思いますので、お勧めです(笑)。さらなる詳細はWikipediaなどで調べてみてください。
フロント、雰囲気
こちらは夜間ですが、入口の様子です。入ってからの通路は「デザイナーズホテル」ということで、広くはないですが、やはりとにかく「お洒落」という雰囲気です。
こちらフロントです。いかにも「ホテル」という雰囲気ではなく、2つ有るフロントデスクで座ってのチェックイン手続きとなります。ちなみに内装は内田繁の手によるもの。
フロントには「AIA(アメリカ建築家協会)名誉賞」 を受賞したことを記載した盾が誇らしげに飾ってありました。
エレベーターの前の雰囲気。ちょっと壺(?)が有るだけでも雰囲気違いますよね。
廊下の雰囲気です。照明は暗めですので、「ムーディ」と言えるでしょう。
部屋のレポート
入口から見た部屋の様子。左手がクローゼット、右手がバスルームです。
デスクと椅子とテレビ。
ベッドサイズはダブル(160cm x 200cm)。ライトの形が違うのもお洒落ですよね。
ベッド横にはソファとテーブル。ワーキングデスク以外にソファが有ると寛げますよね。
冷蔵庫はミニバーを兼ねたタイプ。空いたスペースは持ち込みで利用できます。
クローゼットは十分な広さ。消臭剤も完備です。
スリッパは使い捨てタイプ、パジャマは浴衣ライクな上下セットのものです。
部屋から見た入口の雰囲気。左のガラス越しのブラインドの先がバスルームです。
バスルーム・トイレ
十分な広さのバスタブがあるバスルーム。
ブラインドを開けていると室内が見えるタイプですね。ブラインドを閉めれば部屋からは見えなくなるので、用途に合わせて。
デザイナーズホテルなので、シングルシンクで小さ目ですが、問題ない範囲です。
なんだか美味しそうなドリンクのようですが、アメニティです。ブランドはPOLAの「アロマエッセゴールド」。4つのゴールデンエキス(ゴールデンカモミール、マリーゴールド、ゴールデンシンク、ゴールデンホホバオイル)が入っているそうです。
トイレはバストは別の独立タイプ。「ホテル イルパラッツォ」では全室バスルームとトイレが独立しています。もちろんウォシュレット完備。
まとめ
ここまで、日本初のデザイナーズホテル「ホテル イルパラッツォ」を紹介してきました。「ホテル イルパラッツォ」では高層階にグランデフロアという、クラブルームに相当するよりラグジュアリーなフロアが有り、世界観をより満喫できると評判が良いようですので、次回滞在時には是非宿泊してみたいと思っています。
ということで、今回は「ホテル イルパラッツォ」の雰囲気を紹介してきました。2009年にリニューアルされ、より魅力的になった「ホテル イルパラッツォ」。仕事でも観光でもアクセスも便利ですし、是非機会が有れば宿泊を検討してみて下さい。
以上、デザイナーズホテルは、やっぱり良いですね、ためたろうでした。
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