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シンガポール旅行記3 ANA ビジネスクラス 搭乗記 < 成田 (NRT)⇒ シンガポール (SIN)> 

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ANA国際線の上級座席「ビジネスクラス」。

 

長時間の移動を強いられる国際線において、「ビジネスクラス」だと、「エコノミークラス」よりも格段に快適に移動が出来ると言われていますが、実際のところどうなのでしょうか?

 

今回のシンガポール旅行で「ビジネスクラス」に搭乗してきましたので、レポートをお送りします。

 

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実は今回が初めての国際線ビジネスクラス搭乗。前日から落ち着かず、遠足の前日のように楽しみ過ぎて寝付けなかったので、若干睡眠不足気味での搭乗となりました。

 

1.座席(シート)

 

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出典:シート|Service & Info[国際線]|ANA

 上の画像の通り、今回搭乗したビジネスクラス(B700-300)は、両サイドの窓側1席、中央2席、1-2-1の配列です。座席が交互に配置されている為に、全ての座席が通路側になるというのが特徴です。

 

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窓側座席の実際の座席です。1人でゆっくりしたい場合は、窓側座席を確保してプライベート空間を満喫したいものです。画像の座席は窓側にテーブルが有り、窓が少し遠いですが、座席が窓に近い1人座席も有りますので、そちらの方がよりプライベート感が強くなります。

 

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中央座席の2席です。椅子に座った状態では、お互いは全く見えません。頑張って身を乗り出せば、一応コミュニケーションは取れます。この画像の並びですと、手前側の座席は仕切に近いので、隣に顔を出して話しやすい配置です。奥側の座席ですと間にテーブルが有るので仕切まで遠く、顔を出すのが少し困難になります。

 

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座席の上には、ベッドパッド、掛布団、枕です。ベッドパッドは東京西川の「エアーサイクロン」をカスタマイズしたもので、快適な寝心地をサポートしています。

 

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寝るときはこのように座席をフルフラットにして寝ることが出来ます。こうなると機上とはいえ、かなり疲れをとることが出来ますよね。

 

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実際に寝るとこのような感じです。「普通に」横になって寝ることが出来ます。ビジネスクラスの凄さを実感する瞬間ですね。

 

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もちろん足元も広々ですので、足をしっかり伸ばすことが出来ます。ビジネスクラスなら狭い座席で寝れずに疲れる、という事とは無縁となります。

 

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さらに、ビジネスクラスではスリッパも提供されます。搭乗したらすぐに履き替えて快適に過ごしましょう。

 

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その際、脱いだ靴は座席下に専用収納スペースが有りますので、活用しましょう。結構気付いていない方も多かった気がします(?)わたくしは、慣れてる雰囲気の隣近所のおじさまを見ていて気付きました。

 

2.食事1(夕食編)

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ウエルカムドリンクで「シャンパン」か「オレンジジュース」を頂いたのち、ビジネスクラスのお楽しみの一つディナーが始まります。

 

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搭乗時にメニューを渡され、ドリンクと和食か洋食かを選択しておきます。時間になると、テーブルの上にクロスがセットされ、食事のサーブが開始されます。

 

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まずはアミューズ。これは、和食・洋食共通の内容となります。

 

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どれも美味しく頂きました。ビジネスクラスなので当然ですが、コースのように順番に料理が出てくることに改めてテンションが上がります。

 

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メニュー説明を読むだけでも楽しいですよね。どれがどれだっけ?のように味わいながら。

 

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続いてアペタイザーとパンです。パンはオリーブオイルと塩で食べるのが好きなので、その用意が有ったのが嬉しかったです。

 

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美しい盛り付け。改めて機内でこれらをこなしているCAさん、マジリスペクトです。

 

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そして、お待ちかねのメイン。お肉です。機内でこのクオリティは凄いですよね。

 

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お肉は写真の通りレア気味での提供でした。

 

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メインは2種類から選べましたが、今回は「牛フィレ肉のステーキ」を選んでいます。今回のメニュー、いちじくのローストとステーキの組み合わせは、中々面白かったです。洋食の場合でも、「ごはん+味噌汁」セットの選択も可能です。

 

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デザートには「ラズベリーとフロマージュブランのムース」を頂きます。機上でここまでしっかりとした食事が提供されて、大満足。シートもそうですが、やはり食事もビジネスクラスでは満足度が上がることを実感しました。

 

ちなみに、和食ですと共通のアミューズの後このような感じになります。

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「前菜」「小鉢」「お造り」です。当たり前ですが、洋食とはがらっとイメージが変わりますね。

 

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ANAは期間ごとに日本各地の郷土料理をピックアップしてメニューに反映しており、今回は「秋田」でしたので、秋田県の郷土料理を意識したメニューになっていました。洋食でも「秋田産のいちじく」が使われていましたが、郷土料理を楽しみたいなら和食を選んだ方が良いと思います。

 

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メインは比内地鶏のきりたんぽ風鍋でした。

 

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和食も美味しかったです。機内食の味は日々向上していると思うので、今後も機内食を選ぶときは、乗る前からメニューを前に悩む日々になりそうです。

 

3.食事2 (夜食編)

さて、しっかりと機内食を頂いた後ではありますが、ビジネスクラスでは「軽めのお食事」として、好きな時に軽食を頼むことが出来ます。

 

禁断の夜食を好きなだけ。。という摂取カロリー的に恐ろしい(?)サービスなのですが、そこに夜食が有るのにスルーすることは出来ません。さっそく注文してみます。

 

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まずはお出汁で有名な「芳乃舎」の「野菜スープ」でほっこり。安定のお味です。

 

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 「野菜スープ」でほっこりした後は、空の上のとんこつラーメン「一風堂」の「そらとん」です。

 

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機上でここまで本格的なラーメンが食べれることに驚きました。麺もちゃんと柔らかくない「かためん」で素晴らしい。深夜に空の上で食べるラーメン、忘れられない味になりました。

 

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軽食も搭乗前にメニューとにらめっこして、作戦を立てておく必要が有りそうです。

 

4.機内販売

 

今回は機内販売も始めて利用してみました。事前にWeb経由で取り置きを依頼していましたので、どこかのタイミングで持ってきて頂けるんだろうな、と乗る前は意識していたんですが、乗った段階で色々浮かれてしまい、すっかり機内販売のことを忘れていました。

 

機内食をしっかり食べて大満足の中、前日からの寝不足も有り、ぐっすりフルフラットシートで睡眠をとっていたんですが、ふとちょっと目が覚めて動いた瞬間に、CAさんに声を掛けられて、心臓が飛び出るかと思いました。

 

一瞬何の事だか分からなかったのですが、必死に頭を回転させ、「ああ機内販売だ。ANAカードで支払わなきゃ」と、カードを出して、完全に寝ぼけた状態で商品を受け取りました。

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USBx2、コンセントx1が利用可能なユニバーサル電源アダプタです。日本で購入するよりもかなり安く購入できますので、お勧めです。また、機内販売は事前の取り置きが便利だと思いました。商品は事前にWebでチェックできますしね。

 

ということで、始めてのビジネスクラスを満喫して、無事シンガポールに到着しました。フルフラットのシート、充実した機内食、一度経験してしまうとエコノミーに戻れないと言われる所以が分かった気がします。

 

本当にビジネスクラスでは、エコノミークラスとは、全く違う機内体験が待っています。まさしく知ってしまうと元には戻れない「知る悲しみ」。今後も中長距離路線ではビジネスクラスを選択することが増えてしまいそうです。。

 

以上、ためたろう、でした。

 

<次回の旅行記>シンガポール旅行記4 フレグランスホテル ルビー滞在記  

 

<前回の旅行記>  シンガポール旅行記2  往路国内移動編